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坐骨神経痛治療は原因究明が先!その訳は?
坐骨神経痛とは、病名ではなく症状を言いますので、坐骨神経痛の治療方法を考える前に、坐骨神経痛を発症している正確な原因を見つけることが先決になります。
坐骨神経とは、腰椎4番目・5番目の神経と仙骨の前面から出て梨状筋の下を通り、下肢から足裏に通っている人体の中で最も大きく太い神経です。神経は、長く足先まで達していますので、痛みも腰から足にかけて広い範囲に広がっています。
坐骨神経痛の痛みの原因は、神経の根元に障害が起きて発症します。その障害を起こす原因として挙げられる病名には、椎間板ヘルニア、脱臼、脊柱管狭窄症があります。他にも脊髄の病変や圧迫・帯状疱疹などウイルス感染などが、坐骨神経痛の原因となる場合があります。
腫瘍(脊髄腫瘍や骨盤内腫瘍など)が原因となっている事も有りますので、坐骨神経痛が発症して1週間経過しても、症状がよくならない場合は、必ず受診してください。
デスワークや高齢、または運動不足から起こっているかもしれないという素人判断で、湿布を貼ってみたり、整体へ行ったり、温泉に行ったりしている方もいらっしゃいますが、あまり効果がない場合には、思いがけないことが原因となっている事も有ります。もしそうなら根気よくこれらの坐骨神経痛対処療法をしても、時間と治療費の無駄になってしまいます。
思いがけないことが原因の一つに腫瘍が神経を圧迫していることも有ります。腫瘍が原因の坐骨神経痛なら、対処療法で痛みが軽減したとしても、根本の病気を治療しなければ、再発は必ずやってきます。
まずは原因確認を念頭に、はやめの受診を心掛けて下さいね。
坐骨神経痛の原因には3つのタイプがあります。
坐骨神経痛の痛みやしびれは、神経の通っている部分が長く太い為、腰だけに限らずお尻や太もも、足など広い範囲に起こるのでしたね。
坐骨神経痛の多くは、腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)と腰椎椎間板ヘルニア(ようついついかんばんへるにあ)が原因のことが多く、坐骨神経痛を治すためには、坐骨神経痛を引き起こしているこれらの病気を治療しなければ、治ることは有りません。
ゆえに、坐骨神経痛の原因を、狭窄型坐骨神経痛、ヘルニア型坐骨神経痛、合併方坐骨神経痛の3つのタイプに分類して対処することになります。
お尻や足に痛みやしびれといった坐骨神経痛の症状があった場合には、あなたがどのタイプの坐骨神経痛に属するのか考えてみましょう。
平らな床の上に立ち、上半身を前後に倒してみて、痛みやしびれが起こる動きからだいたい判断できます。
・狭窄型坐骨神経痛の場合は、上半身を後ろにそらしたときに痛みやしびれが強くなります。
・ヘルニア型坐骨神経痛の場合は、上半身を前に倒したときに痛みやしびれが強くなります。
・狭窄症とヘルニアを併発した合併型坐骨神経痛の場合は、上半身を前に倒しても後ろにそらしても痛みが増します。
注意が必要なのは、坐骨神経痛以外にもお尻や足に痛みを感じる病気がたくさん有りますので、素人判断で坐骨神経痛と決めてしまうのは、非常に危険です。
例えば、閉塞性動脈硬化症や足の血管が詰まるバージャー病、背骨の圧迫骨折、子宮がんや前立腺がん等々、怖い病気が潜んでいるかもしれません。
坐骨神経痛のような痛みを感じたら、早めに整形外科を受診し、専門医の目で原因をきちんと診断してもらいましょう。
坐骨神経痛の治療は長期的な対処法で軽減
坐骨神経痛は、症状が起こっている原因が何であろうと、痛みが非常に強く保存的治療で治りにくいのです。ですからまず原因の究明が確認できたら、日常生活の過ごし方や薬による治療、理学治療、ブロック注射など症状の緩和をはかることを中心とした対処治療が行われています。
日常生活の過ごし方としては、基本的には安静が原則ですが、腰に負担となる長時間の座位姿勢を避けるようにしながら、コルセットを装着して腰の負担を少しでも和らげるようにします。
治療を続けてもなお坐骨神経痛の痛みが軽減せず、歩行に障害や麻痺といった症状が現れてきた場合は、最終手段として手術という方法も行われています。
普段の生活の中で、たまたま負担が掛かって坐骨神経痛が発症することも有りますが、このような場合には、症状が1週間程度で自然に改善することが多いです。しかし、1〜2週間たっても改善しない場合や激しい痛みが生じる場合、腰痛や下肢のシビレ、筋力低下などを伴う場合は、早急に整形外科で診断してもらいましょう。
一般的には、坐骨神経痛は治療で治りにくいというのが特徴ですが、複雑な病気も絡んで現われる症状ですから、油断はできません。まず受診して、正しい診断が下されたら、医師と相談しながら焦らずにじっくりと改善してゆきましょう。