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坐骨神経痛とは
数人集まると必ず話題に出るのが、腰痛そして坐骨神経痛、しかし命にかかわる病気では無し、病院へ行っても治療に時間が掛かる上に、果たして治るのかさえ解らない坐骨神経痛です。
それも自己診断ですから、正しいのか間違っているのかさえ確信がなく、悶々とした日々を送っていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。そういう私も、ぎっくり腰から腰痛または坐骨神経痛で、病院での治療を経験済みです。
整骨院での治療においては、「坐骨神経痛ではないかと思います。様子を見ましょう。」という事で、それから月日が経ち、私の足も病院から遠のいてしまいました。
その後自然治癒しましたが、再発は繰り返しています。そこで解るようで解らない坐骨神経痛に絞って調べてみました。
坐骨神経痛という病名はないのです。坐骨神経痛とは症状の名称なのです。
人体には坐骨神経という神経経路が通っています。坐骨神経の分布領域に痛みの症状が有る場合には、坐骨神経痛と呼ばれているのです。
坐骨神経とは、人体の中で最も大きい神経です。腰椎4番目・5番目の神経と仙骨の前面から出て梨状筋の下を通り、大腿後面中央を下行、膝の裏で総腓骨神経と脛骨神経に分かれ下肢から足裏に通っています。
坐骨神経痛は、何らかの原因で神経が圧迫された時などに、腰や臀部、下肢などにシビレや疼痛の症状が現れます。このように、お尻や大腿後、下腿外側や後、足の甲あたりまで、広い範囲に痛みを感じます。
坐骨神経痛と思われたら、まずは原因をしっかり確かめる必要があります。なぜなら坐骨神経痛の症状が現れた原因によっては、治療方法が異なるからです。治療せずに放置しておくと、慢性疾患になってしまう場合も有りますが、それ以上に怖いのが、坐骨神経痛の中に重大な疾患が隠れていることもあります。
坐骨神経痛と思われる症状が有りましたら、必ず医療での検査を受けて下さいね。
坐骨神経痛の症状
坐骨神経痛には、運動系の症状・知覚系の症状・自律神経系統の症状といった3種類の症状があります。またこのすべての症状が組み合わされて起こる場合も多いです。
◆坐骨神経痛・運動系の症状
坐骨神経は、膝の下の筋肉にすべての影響を与えていますので、坐骨神経の異常が起こると、脚の後側の筋肉や関節の痛みや違和感といった症状が現れます。筋力の弱化と共に、股関節・膝関節・足関節の痛みや違和感を生じる事があります。
このように坐骨神経に支配されている支配筋は、神経の障害が悪化する事によって、萎縮したり更に麻痺する事がありますので、注意しなければなりません。
◆坐骨神経痛・知覚系の症状
坐骨神経が通っているお尻の辺りから脚の先にかけて、鋭い痛みを感じます。動かなくても痛みが続く持続性の痛みと脚を動かすと痛みだす運動痛の場合が有ります。
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坐骨神経痛の症状は、一般にお尻の痛みが起こり、神経が通っている道に沿って痛みの自覚症状が現われてきますが、どこが痛いのか、はっきりしないといったことも経験しませんか。その場合でも、膝の下の筋肉など坐骨神経の影響を受けている領域の自覚症状は、坐骨神経痛と診断される事が多いようです。
坐骨神経痛は、症状が進んで来ると、筋肉の麻痺や萎縮が起こってきますので、そうなる前に、坐骨神経痛の自覚症状があったら早期に必ず医療での検査を受けましょう。
整形外科でも原因がつかめないような、坐骨神経痛のような症状の中には、重大な疾患が隠れている場合が有りますから、原因をしっかり検査してもらって下さい。治療が遅れると、予後にも大きな影響を及ぼします。
坐骨神経痛と似たような症状に、糖尿病(壊疽など)や閉塞性の動脈硬化症なども、下肢に異常が出てきます。その他には「筋膜の異常」が、坐骨神経痛と似た痛みになります。
坐骨神経痛の原因と考えられている主な疾患
坐骨神経痛の原因は、転倒してしまったとか、思いものを持ち上げた時のぎっくり腰が原因とか、座り続けたというような同じ姿勢が長く続いた時、腰をかがめて掃除機を掛けたというような、坐骨神経痛の始まりがはっきりしている場合だけとは限らないのです。
思い当たる事がないのに、ある日突然痛み出したという場合も少なくありません。
では坐骨神経痛へ移行してしまう原因となる疾患をあげてみましょう。
◆坐骨神経痛の原因・椎間板ヘルニア
坐骨神経痛の原因となる事が多い疾患です。突然に激痛を伴った症状が現れます。
人間の背骨は24個の骨で構成されていて、骨と骨の間にはクッションの役割をはたす「椎間板」とよばれる軟骨が存在します。椎間板の周辺の硬い部分(繊維輪)に亀裂が生じ、中心部分(髄核)が繊維輪を破って飛び出ししまう症状を椎間板ヘルニアと言います。
飛び出した椎間板が神経などを圧迫するので、激しい痛みや痺れなどの症状を引き起こしてしまうのです。
◆坐骨神経痛の原因・梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)
坐骨神経は、梨状筋というお尻にある筋肉の下を通っています。この梨状筋に何らかの原因でストレスが掛かり続けると、坐骨神経が圧迫されて坐骨神経痛の原因となります。
原因としては、スポーツや仕事などで腰や股関節などに長時間負担が掛かり続ける事によって、梨状筋にストレスが掛かり、梨状筋症候群を発症してしまいます。そして坐骨神経が圧迫されて坐骨神経痛が起きてしまうのです。
梨状筋症候群による坐骨神経痛は、椎間板ヘルニアのように急激に激痛を伴った症状は現われません。比較的緩やかな発症となるようです。
◆坐骨神経痛の原因・脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)
背骨の中央にあり、神経が通っている穴を脊柱管といいます。何らかの原因でこの脊柱管が狭くなり神経が圧迫されます。これが坐骨神経痛の原因となってしまうのです。少し歩くだけで腰や足に痛みやしびれ等が起こりますが、少し休憩すると回復するといったことが多いようです。特に高齢者に多い疾患です。
この脊柱管狭窄症による坐骨神経痛は、自然に治るといったことは有りません。加齢とともに症状は悪化してきますが、きちんとした指導や治療を受け、悪化をさせないようにする事が大事です。
初期症状の治療としては、姿勢や日常生活の指導を受けたり、神経に効く薬を用います。温熱療法や運動療法、コルセット療法、神経ブロックなども効果はあります。腰の後ろ側から圧迫を取る手術を行うこともできます。
◆坐骨神経痛の原因・その他の原因
・腰椎の分離やすべり
・腫瘍(脊髄腫瘍や骨盤内腫瘍など)
・変形性脊椎症
悪化する前に、早めに整形外科で受診し、正確な原因を見つけましょう。さまざまな原因が坐骨神経痛を引き起こします。原因の特定が困難な場合も多いですので、納得いかない場合は、セカンドオピニオンを検討してみるのもお勧めです。